ああ、素晴らしきボーグ脳

ぼおおおおぐばとぉぉぉ!!
それは熱きボーグバトラーたちの戦い!
ボーーーグバトォ!!
それは人生の縮図、男のロマンである!

最近人造昆虫カブトボーグ V×V
ニコ動で見ているんだけど、これが面白い!!うえに理想的なホビーアニメになっているんですよ!これが!!

第一話(無料)はコレ

カブトボーグ自体は前々から話題になってて、毎週1話ずつやってる無料配信も2年目らしいんですが
今更かもしれないけど楽しんで見させてもらってる。

特に好きなポイントでいうと
ニコ動のコメントではおなじみになってる「ボーグ脳」!!これが最高!

ボーグ脳っていうのは劇中で何か対人トラブルが発生すると
全ての問題の是非をボーグバトルで着けるというもの。というかそういう思考回路のこと

例にあげると
リュウセイ(主人公)「俺がボーグバトルで勝ったら店をたたんでこの街から出て行ってもらう!その代わり俺が負けたらケンの店がこの街から出ていく!」
敵「いいだろう!」

と、こういう流れのことです。
いきなり店を賭けちゃってるあたりがカブトボーグの気が狂っとるところなんですが^^;
ちなみに実際にアニメであったシーンw第3話。

ここで俺が好きなのは、両者の同意があるところ。
ボーグバトルは一人では出来ない。この人間社会に生きるものとして、人は一人では生きていけない的意味が込められてると思うんだよw
そして両者が同意している以上、審判はそれぞれ己自身のプライド。
己が誇りの元に譲れないものを賭けて真剣に戦う。それがボーグバトル。

それはもはや問答無用で襲いかかってくる、ただの暴力での争いとは別モノだと思うんですよ
人間とは争わずにはいられないもの、
だが人間には理性がある。ただの暴力ではない人の人たる解決法こそがこのボーグボトルをはじめとする「決闘」システムなのだと声を大にして言いたい。

キッズホビーアニメではその番組の性質上(玩具やカードゲームの販売促進)この「決闘」システムが多く使われているんだけど
ってか、これこそがキッズホビーアニメの本質だと、俺は思ってる。
「決闘」ってのは現在の司法システム、つまり「裁判」が確立する以前、
中世ヨーロッパではトラブルを解決するために行われていたそうなんだけど、その時代はガチ殺し合いだった。
でもガチ殺し合いは良くない。損害がデカイ。
だからホビーアニメではガチ殺し合いの「決闘」を平和的に置き換えた「ホビー勝負」として成立させているのだろう。
直接戦闘では双方に被害が大きすぎるから行われる「代理戦争」
まさにガンダムファイトではないか!
(と書いてて、これってホビーアニメだけじゃなくて麻雀漫画にも当てはまるよねと思った。ヤクザ同士の抗争だろうが、国家間の外交だろうが月にあるナチス第四帝国との戦争だろうが麻雀で解決してるからなあw)

余談だが、俺がこういうホビーアニメ系の「決闘システム」に惹かれるのは何はなくとも「Gガンダム」影響がデカイと思われる。
「マスターアジア!貴様にガンダムファイトを申し込む!!」
師匠に裏切られたという己の気持ちの置きどころ、実際に襲いかかってくるマスターアジア、その一切合切をこのアニメの売りでありシステムでありメインテーマでもあるガンダムファイトで一気に解決しようという名シーンである。

 
いきなり襲いかかってくる敵より、面倒でも「◯◯で勝負だ!」「いいだろう!受けて立つ!」という同意のシークエンスを入れて欲しいんだよね
このシークエンスがあれば相手とのコミュニケーションが成立してるというのが一目瞭然だから。

そしてこのシークエンスのやり方によってそのアニメの個性が出るところが見てて楽しい。

カブトボーグでは「チャージ三回フリーエントリーノーオプションバトル!」というルール確認を互いに復唱する。
決闘前にルール確認をしっかりやってるってところが好き。

メダロットではどこからともなくウルチさんが出てきて「合意と見てよろしいですね?」。ウルチさんの登場の仕方が毎回凝ってて面白かった。

まあ、他だと普通に「デュエル!」とか「ゲート界放ぉ!」とかなんだが。

カブトボーグの話に戻るとカブトボーグでは視聴者に「ボーグ脳」と呼ばれるぐらいボーグバトルでシロクロ付けようって思想が定着してるわけでその辺が好きかな。
あといざボーグバトルになったときの決着の付け方も脚本に一捻りが効いてあって面白い。
カツジのじいちゃんとのバトルは笑った。「俺には未来がある!」素晴らしい論破だった。


 
で、ここからはダンボール戦機の批判になるんだけど、
ダンボール戦機は一応キッズホビーアニメにカテゴライズされるはずだし、
Dキューブという強化ダンボールで作られたフィールド、スタンダードレギュレーションやストリートレギュレーションなんかのルール、
一定以上のダメージを与えると操作不能になるブレイクオーバー、
要素はこれだけ揃っているのに、全然「決闘」していないんだよな。

当事者同士の同意もなければ、アンリミとか言ってルールなんてないし、相手のLBXを完膚なきまでに破壊したりとか、全然平和的じゃねーんだよ!

それが好きではない。

劇中の子供たちがお小遣い貯めて買ったと思うと、LBXがバラバラにされる姿は見たくないんだよね、俺が。悲しくなるから。
激しいバトルで結果的に故障してしまったとかだったらいいんだけど、バンとか必殺ファンクションで相手のLBXの土手っ腹に大穴あけてガチで殺る気マンマンじゃねーか!

いや、まあCGとはいえバトルシーンの映像はホントにすごいと唸らされることもあるんだけど(特にダンボール戦機1期の最終回のオーディーンVSイフリート戦はすごかった。)、でも普段のバトルからLBXを破壊しまくるのはちょっと…
スタッフ…特にレベルファイブのトップ(ぶっちゃけ日野社長)がLBXのこと全然愛してないよねとか思っちゃう。
まあ、愛情ってのは人それぞれだから本人じゃない他人の俺が言えることじゃないのかもしれないけど、少なくとも端から見てそう思われるだけのことはしてると思う。

アニメでアミちゃんが「LBXをダンボールの中に戻してあげたい」って言ってて、それはこのダンボール戦機という作品では最大の正義だしテーマだと思ったんだが、ダンボール戦機Wの一話を見て、アミちゃんはともかく日野社長はダンボールの中に戻す気はさらさらないんだな~と感じた。

おっと愚痴だとつい長々書いてしまうのだが
ダンボール戦機は俺が好きな当事者同士が合意してルールの元に誇りを賭けて戦うキッズホビー系アニメではないんだよな
方向性が全然違う。
それは作風というやつなので一概に良い悪いは言えないが、好き嫌いは言えるかなと思って書いた。
書いてしまった。



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